LINE公式アカウントを使っていると、お客様から届いたメッセージに返信したあとで、ふと「この内容って他の人にも見えてしまうのかな？」と不安になることはありませんか？
特に個人情報や予約内容などをやり取りする場合、返信の見え方は気になるポイントですよね。LINE公式アカウントの運用は便利な一方で、仕組みをしっかり理解していないと、思わぬ誤解を招くこともあります。
この記事では、「返信は他の人に見えるのか？」という疑問を中心に、個別返信の方法や注意点をわかりやすく解説します。初めてLINE公式アカウントを運用する方でも、安心して対応できるようになる内容です。ぜひ最後まで読んでみてください。
LINE公式アカウントの返信は他の人に見える？
まずはＬＩＮＥ公式アカウントのトークについて基本的な仕組みから確認していきましょう。
トーク内容は他の登録者に見えない
結論から言うと、LINE公式アカウントのトーク内容は他の人には見えません。ユーザーとのやり取りは、1対1の個別トークになっています。
たとえば、ユーザーAさんが「予約をお願いします」とメッセージを送っても、その内容をユーザーBさんが見ることはありません。
企業や店舗は、ユーザーごとに独立したトークルームで返信を行う仕組みになっているため、プライバシーはしっかり守られています。
LINE公式アカウントに返信するとどうなる？
ユーザーが返信を送ると、そのメッセージはアカウント運営者に届きます。相手がチャット対応をONにしていれば、担当者が個別で返信してくれます。
もし営業時間外や人手が足りない場合は、自動応答メッセージやAI応答メッセージで対応してくれることもあります。
LINE公式アカウントで個別に返信する方法
次に、実際にユーザー一人ひとりに返信する方法を見ていきましょう。
チャット機能を利用する
最もシンプルなのが、チャット機能です。LINE公式アカウントの管理画面で「チャット」を開くと、ユーザーごとに会話履歴が表示されます。ここから、1対1で返信を行うことができます。
写真やスタンプも送信できるため、予約確認や問い合わせ対応など、日常的なコミュニケーションに便利です。小規模店舗や個人サロンなどでは、この方法だけで十分にお客様対応が完結します。
応答メッセージを活用する
次に便利なのが、応答メッセージ（自動返信）の機能です。よくある質問に対して自動で返信を返す設定ができます。
たとえば、「営業時間を教えて」と送られたら、自動で「10時から19時まで営業しています」と返すように設定できます。
この機能を使えば、忙しい時間帯でもすぐに返答でき、ユーザーを待たせることがありません。また、夜間や定休日などの対応が難しい時間帯にも活躍します。
LINE公式アカウントを運用していると、自動返信をオフにして、個別の返信を行いたい場面が多くあります。その際の対応方法に関してはこちらの記事で解説していますので、参考にしてみてくださいね。
AI応答メッセージを活用する
さらに一歩進んだ方法として、AI応答メッセージがあります。これは、LINEのAIがユーザーのメッセージを理解して、最適な回答を返す機能です。
「アクセス方法を知りたい」→「〇〇駅から徒歩5分です」「予約は必要ですか？」→「当日でも空きがあればご案内可能です」のように、柔軟な応答ができます。
時間をかけずに丁寧な対応をしたい場合、AI応答を組み合わせると運用がとても楽になります。
LINE公式アカウントの運用において、もっともビジネスに大きな影響を与えるのがステップ配信です。効率的に顧客とのつながりを継続し、購買行動を喚起させるツールとして、大手企業から個人事業主まで多くの方が利用しています。
LINE公式アカウントのステップ配信とLINEの自動化で注目されるツールについて、こちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
LINE公式アカウントで個別に返信する際の注意点
ここでは、個別返信を行うときに気をつけたいポイントを紹介します。
友だちからメッセージを送ってもらう必要がある
LINE公式アカウントからは一方的にメッセージを送ることはできません。ユーザーが最初にメッセージを送ってくれたときに初めて、チャットが有効になります。
そのため、こちらから話しかけたい場合は、投稿や配信メッセージなどで「気軽にお問い合わせください」「スタンプを送ってね」と促し、ユーザーからのアクションを引き出す工夫が必要です。
このひと手間で、ユーザーとの会話を自然にスタートできます。
応答設定でチャット機能をオンにする
もう一つ大事なのが、「応答モード」設定です。初期設定のままだと「自動応答モード」になっていることがあり、この状態では手動で返信できません。
個別対応をしたい場合は、必ず「チャットモード」をオンにしておきましょう。設定画面で簡単に切り替えられるので、運用を始める前に確認しておくとよいでしょう。
かんたんラインステップを使って顧客とコミュニケーションを図ろう！
効果的なLINE運用には、「人が対応する部分」と「自動で進める部分」のバランスが欠かせません。特に、返信業務が増えるほど運用の負担は大きくなり、対応の質にもばらつきが出やすくなります。
そこで注目したいのが、かんたんラインステップによる自動化運用です。このツールを使えば、「計画的な配信・顧客育成」が、少ない手間で実現できます。
・友だち追加直後に自動メッセージを送る「ステップ配信」
・属性や行動別に内容を変える「セグメント配信」
・問い合わせや予約を自動で処理する「自動応答」
これらを組み合わせることで、一人ひとりに合った情報を自動で届ける仕組み運用が可能になります。日々の対応を仕組み化すれば、担当者の負担が減り、配信品質を安定させることができます。
LINE公式アカウントを戦略的な顧客コミュニケーションツールとして活かすために、かんたんラインステップを取り入れてみましょう。
