最近よく聞く「LINEミニアプリ」について、LINE公式アカウントと何が違うのか、ご存じですか?どちらもLINEを活用したマーケティングツールですが、その機能や役割、使い方は大きく異なっています。これから活用してみようという方は、両方についてしっかり理解しておくことが必要不可欠です。
今回は、そんなLINEミニアプリとLINE公式アカウントの違いについて、わかりやすく&詳しく解説します。また、LINEミニアプリとLINE公式アカウントの連携方法についてもご紹介しますよ!
これから活用を考えている方も、すでに導入しているという方も、ぜひ最後までお読みくださいね。
LINEミニアプリとLINE公式アカウントの違い

LINE公式アカウントは、以前からマーケティングツールとしてよく知られ、すでに多くの企業が活用しています。そしてLINEミニアプリも最近は活用する企業が増えてきました。
どちらもLINEに関係するツールですが、大きくわけて4つの違いがあります。それぞれ詳しく解説していきましょう。
利用目的や役割が異なる
1つ目の違いは利用目的と役割の違いです。LINEミニアプリは、LINE上で動作するアプリで、とくに店舗経営の機能の一部として活用されます。店舗での予約や注文、会員登録といった機能がその一例です。
一方、LINE公式アカウントは、企業や店舗がユーザーとコミュニケーションを取るための情報発信ツールです。メッセージ配信やクーポンの配布などが中心となります。
LINEミニアプリ | LINE公式アカウント | |
利用目的 | 店舗業務を効率化する | 集客や販促などのマーケティング施策を展開する |
役割 | 店舗業務の一部を担う | マーケティング情報をユーザーに届ける |
ユーザーが得られる体験の違い
LINEミニアプリは通常のアプリと異なり、ダウンロード不要で利用できるのが大きな特徴です。またユーザー情報の登録や改めてログインすることも不要なので、ユーザーは登録に関わるストレスを感じることなく、非常に短時間で便利な機能を体験できます。
一方、LINE公式アカウントを友だち登録したユーザーは、「友だち」という言葉の通り、双方向のやり取りを経て信頼関係を築いていくという体験を得ます。LINE公式アカウントはユーザーにとって便利な機能を提供するだけではなく、マーケティング情報を届けたり、ユーザーの意見を取り入れたりすることが主な役割です。このように、ユーザー体験は両者で大きく内容が異なります。
取得・分析できるデータの違い
LINEミニアプリでは、ユーザーがどのような操作をしたのか、予約や購入履歴など、具体的な行動データの取得がメインです。これにより、個別対応やサービス改善につなげやすくなります。
それに対し、LINE公式アカウントでは、メッセージの開封率やクリック率、ブロック率といった配信に関する反応データが中心です。こちらは、マーケティング施策の分析や改善に役立ちます。
導入方法や導入コストの違い
LINEミニアプリを導入するには、アプリ開発が必須で、企業が提供するパッケージ(※1)を購入するか、自社でゼロから開発しなければなりません。そのため、どの方法を選択しても、コストと時間が必要です。
一方、LINE公式アカウントは、LINE for Businessから簡単に開設でき、無料プランも用意されています(2025年4月時点)。アプリを開発する必要はなく、登録だけで完了するので、気軽に始められるのが大きなメリットです。
(※1)パッケージ あらかじめ一定の機能を備えたアプリのこと。
LINEミニアプリとLINE公式アカウントは連携するのがおすすめ!

ここまでLINEミニアプリとLINE公式アカウントの違いを説明してきました。実は、両者を連携すると、マーケティングツールとして非常に大きな効果を発揮できることをご存じでしょうか?個別の機能だけでは実現できないメリットが数多く存在します。
LINEミニアプリとLINE公式アカウントを連携するメリット
LINEミニアプリとLINE公式アカウントを連携すると、当然、両方の機能が利用できるというメリットがあります。片方の機能だけではできないことをカバーしあえるので、期待以上の連携効果が体験できます。
- 再来店や再利用を促せる
LINEミニアプリで予約や注文をしたユーザーに、LINE公式アカウントからメッセージやクーポンを送ることで、リピートを促進できます。 - ユーザーごとのパーソナライズ配信が可能
ミニアプリで得た行動データをもとに、特定の条件に合ったユーザーをターゲットにした情報配信ができます。 - ストレスの少ないサービス提供ができる
LINE内で全てのサービスを利用できるように設定することが可能です。この設定によりユーザーの利用ストレスが非常に小さくなるため、ユーザー満足度の向上が期待できます。
LINEミニアプリとLINE公式アカウントの連携方法
LINEミニアプリとLINE公式アカウントの連携方法は2つあります。両方の設定をしておけば、ユーザーにどちらを先に利用してもらっても、ユーザー自身に連携してもらうことが可能です。
ユーザーが初めてLINEミニアプリを開いたとき、LINE公式アカウントを友だち追加するオプションを表示する方法
- LINE DevelopersコンソールでLINEミニアプリチャネルの[チャネル基本設定]タブをクリック。
- [リンクされたLINE公式アカウント]の[編集]をクリック。
- LINEミニアプリチャネルと連携させるLINE公式アカウントを選択。
- LINEミニアプリチャネルの[ウェブアプリ設定]タブをクリック。
- [友だち追加オプション]の[編集]をクリック。
- [On (normal)]を選択。
LINE公式アカウントでLINEミニアプリを登録するショートカットを表示させる方法
- 1.LINE公式アカウントのリッチメニューを表示させる設定にする。
- LINEミニアプリのパーマネントリンク(※2)を作成する。
- リッチメニューに2で作成したリンクを追加する。
(※2)パーマネントリンク Webサイトの各ページに割り当てられる固有のURLで、永続的にアクセスできるURLのこと。パーマネントリンクの作成方法はLINE Developers公式サイトをご確認ください。
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「LINEミニアプリ」と「LINE公式アカウント」は、それぞれ異なる役割を持ちつつも連携することで高い相乗効果が期待できます。とくに店舗経営をしている場合は、LINEミニアプリの活用効果は絶大です。マーケティングの次の一手を模索している方はLINEミニアプリの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
さて、このLINEミニアプリをはじめとして、LINE公式アカウントと連携させるツールには様々なものがあります。なかでも、より効果的にマーケティングを展開するツール「かんたんラインステップ」をご存知でしょうか?かんたんラインステップはLINE公式アカウント自動化ツールで、さまざまなマーケティング施策を自動で実行してくれる、とっても便利なツールなんです。
導入方法もとっても簡単で、使用方法もマニュアルを見ずにできるように設計されているので、新しいツールを導入するのが不安な方でも安心して利用できます。
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