LINE公式アカウントを使っていて「ステップ配信って何だろう?」「ステップ配信の設定は難しそう」「ツールがたくさんあるけど、結局どれがいいの?」など、疑問を感じたことはないでしょうか?もしLINE公式アカウントの運用を始めたばかりだと、初期設定を難しく感じてしまうかもしれません。
そこで本記事では、おすすめのLINEステップ配信ツールを厳選して5つご紹介していきます。どのツールも人気があって、それぞれに特徴がありますが、今回は機能や料金、操作のしやすさに絞って比較しました。
その中で、特に初心者の皆さまにおすすめしたいのが「かんたんラインステップ」です。「操作のしやすさ」「わかりやすい導線」「使い勝手の良い機能」で、初心者だけでなくプロの方からも多くの支持を集めています。「かんたんラインステップ」がどれぐらい使いやすいのか、実際に導入して売上アップにつなげた事例などもまじえて紹介しますので、ぜひ最後までじっくりお読みください!
LINEステップ配信とは?まず知っておきたい基本

さて、まずはLINEステップ配信について説明しましょう。ステップ配信とは何なのか、どんなことができるのか、といった基本をしっかりと理解しておけば、自然に選び方もわかってきます。決して難しくありませんので、リラックスして読みすすめてくださいね。
ステップ配信とは?LINE公式アカウントとの違い
LINE公式アカウントは、友だち登録してくれたユーザー(以下ユーザー)との関係を築いていくビジネス特化型のコミュニケーションツールです。その中の機能の1つとしてステップ配信があります。ステップ配信は、設定した条件に基づいて、あらかじめ用意したメッセージを自動配信できる機能です。
この機能は友だち登録を起点として〇日後に配信する、という設定だけでなく、ユーザーの属性(年齢や行動履歴)などをグループ分けして、それぞれのグループごとに配信することもできます。このステップ配信機能を使って、ユーザーとコミュニケーションを取りながら信頼関係を構築することが可能です。LINE公式アカウントを使ってマーケティングができるのは、この機能が大きな役割を果たしているといえるでしょう。
LINEマーケティングでできること
LINEマーケティングとは、LINE公式アカウントやLINE広告を活用してユーザーのLINEアプリに商品やサービスの情報を届けることで、集客・購買などを促すマーケティング手法のことです。
今やLINEは、日本でもっとも利用者数の多いSNSアプリの1つで、2025年5月現在で月間約9700万人が利用しています。年代層に関係なく利用率が高いことに加え、メッセージの開封率が高いので、LINEを使ったマーケティングは幅広く利用されています。
購買・販促:新商品案内、クーポン配布、キャンペーン情報の発信
ユーザーサポート:来店・施術などの予約対応、自動返信、FAQ対応など
ユーザーとの関係構築:段階的+継続的な情報提供でユーザーを「ファン化」してリピート率を上げる
従来は、これらをメールや個別の管理システムで行っていました。しかし、LINEの特徴である、速い到達率・高い開封率・操作のしやすさ、などの特徴を活かすことで、効率的なマーケティングが実現可能となり、LINEマーケティングが一気に普及したのです。多大なコストや時間をかけずにマーケティングができるので、特に個人経営の会社や小規模事業者にとっては大きな武器となっています。
なぜ今ステップ配信が注目されているのか?
LINE公式アカウントを活用してのマーケティングの基本は、メッセージ配信です。しかし、全員に同じメッセージや情報を配信しても効果は限定的なので、期待した効果を得ることはできません。なぜなら今日LINE公式アカウントを友だち登録したばかりのユーザーと、1年前から友だちであるユーザーでは、購買行動を喚起するのに必要な情報が異なるからです。
そこで、ユーザーごとに最適なタイミングで必要な情報を届けられる「ステップ配信」が注目されるようになりました。
ステップ配信では、友だち登録日を起点として、あらかじめ設定した間隔でメッセージを個別に配信してくれます。そうすることでユーザー側もLINE公式アカウントの対応に満足できますし、自動配信なのでLINE公式アカウントを運用する側も効率的にマーケティングを進めることが可能です。またユーザーの満足度がアップすれば、購買率・リピート率などの向上に加え、信頼関係の構築も見込めます。
LINE公式アカウントのステップ配信でできることはこちらの記事でもご紹介しています。併せてご覧ください。

LINEステップ配信ツールの選び方【プロが解説】

ステップ配信はLINE公式アカウント単独で設定することも可能ですが、現在ではさらに機能が充実したLINEステップ配信ツールを組み合わせて活用することが主流になってきています。LINE公式アカウント単独で使うよりも便利であり、ビジネススタイルに合わせた配信方法を選択したいと考える方が増えてきているからです。
しかし、LINEステップ配信ツールと検索すると、数多くのツールが表示されるので「どれを選べば良いのか迷ってしまった」という方が多いのではないでしょうか。ここでは、どのようにしてLINEステップ配信ツールを選んだら良いか、わかりやすく解説します。
まずは目的を明確に(集客/販売/自動化)
まずはステップ配信を始めるにあたって、その目的を明確にしましょう。集客のため、販促のため、配信をとにかく効率化したいから、など目的はさまざまです。目的によって重要視したい機能が変わってきます。
例えば、取扱商品が多く、とにかく販売を促進したい場合は、商品情報やキャンペーンの配信を強化する必要があります。そうなると、配信回数を無制限に設定できるようなツールが適しているので、配信数の多さをメインにして検討するのが良いでしょう。
何をするためにステップ配信を使うのかという目的によって、選択するツールも異なってきますので、必ず目的は明確にしておくようにしましょう。
ツール選定で重視すべき5つの視点
LINEステップ配信ツールは、今や数多く存在しているので、目的が明確であっても、やはりどれを選んだら良いのか迷ってしまうものです。そこでツール選定の際、特に次の5つの視点で検討すると最終決定しやすくなります。
① 設定がわかりやすく、操作性が良いか
② ユーザーの属性や行動などを細かく分けて配信できるか
③ 必要な分析機能が搭載されているか
④ 導入実績があり、サポート体制が充実しているか
⑤ 料金が見合っているか
①設定がわかりやすく、操作性が良いか
初めて使うツールは、たくさんのツールを使ったことのある方でない限り、難しく感じてしまうものです。設定項目が多かったり、マニュアルをしっかり読み込まないとわからないツールは、初心者の場合は敬遠してしまいがち。
設定がわかりやすく、操作がシンプルであれば、使い続けることに抵抗もありませんし、長く使うことができます。無料で利用できるプランが設定されているツールもあるので、一度使って操作性を確かめてみるのも1つの方法です。
②ユーザーの属性や行動などを細かく分けて配信できるか
ユーザーの年齢や性別、居住地域のほか、購入履歴からわかる嗜好傾向など、細かく分けてメッセージ配信ができるかどうか、も重要なポイントの1つです。よりユーザーの好みに沿った情報をピンポイントで届けることができる機能は、ユーザーとの信頼関係向上に役立ちます。
③必要な分析機能が搭載されているか
マーケティングにおいて、メッセージの開封率やリンクのクリック率、CV率(※1)の分析は非常に重要な業務です。この分析結果を利用してマーケティング戦略を立案すると、ビジネスの成功率も格段に高くなります。自社のビジネスに必要な分析機能が搭載されているか、しっかりと確認するようにしましょう。
(※1)CV率 コンバージョン率 ウェブサイトへの訪問者やメッセージ配信数のうち、事前に設定した目標(コンバージョン)を達成した割合のこと。目標の例 メッセージ内のリンクから購入に至った人数、資料請求をしてきた人数など。
④導入実績があり、サポート体制が充実しているか
導入実績がどれくらいあるか、件数や導入例を調査しましょう。実績が多いから良いツールであるとは限りませんが、ある程度の実績がある方が、やはり安心・信頼感があります。また実績が多いほど、当然サポート経験も多くなりますので、不明点に関する回答やアドバイスが的確であり、ユーザーに寄り添ったサポートが期待できるでしょう。
⑤料金が見合っているか
最後はやはり料金です。これまで説明してきた①~④のポイントに加えて、次の項目を比較しましょう。
配信数に対する料金体系
機能の充実度に対する料金体系
カスタマーサービス料金
料金が高い=良いツールとは限りません。これらの5つのポイントをしっかりと押さえて、自社のビジネスに最適のツールを見極めるようにしましょう。
ただ、ここで忘れてはいけないのがLINE公式アカウントのコストです。LINE公式アカウントは無料で開設できますが、メッセージ配信数によって3つの料金プランが設定されています。
LINEステップ配信ツールとは別に、LINE公式アカウントの費用がかかりますので「LINE公式アカウント+LINEステップ配信ツール」として予算を検討するようにしてくださいね。
LINE公式アカウントの費用に関しては、こちらの記事で紹介しています。各プランの違いも分かりやすく解説していますので参考にしてみてくださいね。

比較前に理解すべき“自社に合う機能”
“自社に合う機能”を理解せず、先にツールを導入してしまうと「やっぱりビジネス内容に合わない」「別のツールが良かった」など問題点が必ず発生します。まずは自社にどんな機能が合うのかを理解しておくことが大切です。
すでに獲得している顧客層や、これから狙いたい顧客層に向けて、どんな対策を実施したいのか、それにはどんな機能が必要なのかを、あせらずに検討してからツールの比較検討や導入にすすむようにしましょう。
LINE公式アカウントのステップ配信を実際に利用した成功事例はこちらの記事で紹介しています。成功事例から学べることは多いのでぜひ参考にしてみてください。

2025年おすすめLINEステップ配信ツール5選を徹底比較

さて、ここからは今、人気・注目を集めているLINEステップ配信ツールを5つピックアップして解説します。各ツールの特徴や機能、使いやすさを比較してみましょう。
かんたんラインステップ

運営会社:株式会社a vision
「かんたんラインステップ」は、初心者でも見ただけで直感的に使うことができるUI(※2)が特徴です。ステップ配信・タグ管理(※3)・セグメント配信(※4)がすべて揃い、LINEマーケティングに必要な機能が一通り使えます。導入から配信設定までが非常にスムーズに設計されていて、初心者でもほとんどつまずくことがありません。
価格帯もリーズナブルな価格から用意されていて、ビジネスの成長にあわせてアップグレードすることも可能です。また、サポートはLINEやオンライン質問会などがあり充実しています。LINEステップ配信ツールを初めて使う方には最適なツールです。
(※2)UI ユーザーインターフェース。操作画面のことで、画面デザインや操作性などを指す。
(※3)タグ管理 LINEステップ配信においては、ユーザーの属性や行動履歴にわけて分類し管理する機能のこと。
(※4)セグメント配信 ユーザーに対し、属性などに基づいて分類したグループごとにメッセージ配信すること。
Lステップ(Lステ)

運営会社:株式会社Maneql(マネクル)
「Lステップ (Lステ)」は、LINEステップ配信ツールの中でも人気があり、圧倒的な多機能性を誇っています。詳細な顧客管理機能を持ち、タグ管理・セグメント配信・条件分岐(※5)など、細やかなシナリオ構築(※6)が可能です。顧客管理から配信管理までLINE公式アカウント+Lステップだけで完結するマーケティングが実現できます。
その反面、初心者には操作に慣れるまで時間がかかることがあるかもしれません。ヘルプやマニュアルは充実していますが、多機能な分、操作も複雑なため、LINEマーケティングに慣れている中級者〜上級者や、本格的に売上アップを狙う企業向けのツールです。
(※5)条件分岐 特定の条件に基づいてメッセージの配信先や内容を変更する機能のこと。
(※6)シナリオ構築 事前に設定したメッセージを、ユーザーの行動や属性に応じて順番に自動配信する仕組みを設計すること。
エルメ(L Message)

運営会社:株式会社ミショナ
「エルメ (L Message)」は、商品販売や店舗経営のマーケティングに強い多機能ツールです。タグ管理やセグメント配信に加え、配信可能数が多く、予約機能、商品販売から決済までワンストップで行えることが大きな魅力といえるでしょう。多くの機能が無料で使えるプランが用意されているのも(2025年7月現在)、導入しやすいポイントです。
しかし、上位のプランは他のツールと比較してやや高額です。また、アップデートが多いことで知られているため、操作画面が短期間で変わってしまうと、初心者にとっては操作が複雑なツールだと感じることがあるかもしれません。
UTAGE

運営会社:株式会社Fountain
「UTAGE」は、LP(※7)や販売ページ作成、メール・LINEステップ配信、会員サイト作製、商品販売から決済、顧客管理などが搭載されているオールインワン型マーケティングツールです。商品販売だけでなく、オンラインセミナーやコンサルティングなど、あらゆる業種で効果を発揮する高機能ツールです。
経営の規模を問わずに利用できますが、どちらかというとマーケティング上級者向けのツールといえるでしょう。複雑であっても多機能性を重視し、あらゆるマーケティングパターンを幅広く実行して成果を出したい方にはピッタリのツールです。
(※7)LP ランディングページ。Web広告や検索結果などを経由してユーザーが最初に訪れるページのこと。
プロラインフリー(旧名:オートSNS)

運営会社:データマーケティング株式会社
「プロラインフリー」は、フリーという名前の通り、無料プランが大きなセールスポイントです。特にステップ配信に強みを持つツールで、無料プランなのにメッセージ送信数は無制限、という点が多くの方に支持を得ています。ユーザー層の分析やセグメント分けは他ツールほど細かくありませんが、LINE公式アカウントに準じた配信を安価に行いたい方には適したツールです。
ただ、ユーザーサポートが有料なため、これまでさまざまなツールを使ったことがあったり、個人で調べることに抵抗がない方に向いています。
ステップ配信がうまく出来なくて設定がわからない!というトラブルも利用していると起こりますよね。そんな時はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

料金・機能・使いやすさを比較!初心者に最適なのはどれ?

おすすめの人気ツールを5つご紹介しました。ここからは、それぞれの料金・機能・使いやすさに絞って、わかりやすく比較解説します。自社で必要な機能やツールの利用にかけられる予算を鑑みて、じっくりと検討していきましょう。なお、比較した情報は2025年7月現在のものになります。
料金(月額・初期費用・無料プラン)
まず気になるのが、毎月かかるコストと導入時の負担です。予算が十分にあっても、不要な機能が多ければ無駄な支出となってしまいます。また、初心者の場合は無料のお試し期間がある方が安心です。
それぞれのツールにおいて、料金、初期費用、無料プランの有無を比較しました。
ツール名 | 月額 | 初期費用 | 無料プラン |
かんたんラインステップ(3プラン) | ¥2,980/¥9,800/¥29,800 | ¥0 | なし |
Lステップ(4プラン) | ¥0/¥5000/¥21780/¥32,780 | ¥0 | あり |
エルメ(3プラン) | ¥0/¥17,800/¥33,000 | ¥0 | あり |
UTAGE(1プラン) | ¥21,670 | ¥0 | なし |
プロラインフリー(3プラン) | ¥0/¥9,680/¥29,700 | ¥0 | あり |
すべてのツールで初期費用は0円でした。月額料金はプランごとに使える機能の種類やメッセージ配信数によって、大幅に異なっています。
月額・初期費用とも0円で完全無料プランがあるのは「Lステップ」「エルメ」「プロラインフリー」です。なかでも「Lステップ」は全プランで初月の費用が0円となっており、他のツールより利用するハードルが低く感じられるかもしれません。
「かんたんラインステップ」と「UTAGE」には現在のところ無料プランがありません。ただ「かんたんラインステップ」には、「今だけ初回登録後30日間無料」でお試し利用ができるキャンペーンを行っています。詳細は、この記事の最後にまとめていますので、ぜひチェックしてくださいね。
しかし、無料プランがなくても、機能や使いやすさの面や、長期間契約した場合の支払金額を考えると、結果としてお得だった、ということもあり得ます。
ステップ配信/タグ管理/セグメント分け
さて、いよいよ本記事のメインテーマであるステップ配信機能の充実度を比較しましょう。
ツール名 | ステップ配信 | タグ管理 | セグメント分け |
かんたんラインステップ | 〇 | ◎ | ◎ |
Lステップ | ◎ | ◎ | ◎ |
エルメ | 〇 | 〇 | 〇 |
UTAGE | ◎ | ◎ | ◎ |
プロラインフリー | △ | △ | △ |
<評価基準>
◎ 詳細で高度な設定ができる
〇 必要十分で実用的、基本機能には問題なし
△ 簡易的または限定的
「かんたんラインステップ」は、最も低価格のプランでステップ配信のシナリオ数に制限がありますが、それ以外のプランにはなく、タグ管理やセグメント分けはプロ仕様のツールに並ぶレベルの機能があります。
「Lステップ」と「UTAGE」は細かいタグ管理ができ、詳細なセグメント分けができます。両者とも多くの条件分岐ができるステップ配信機能を持ち合わせており、どちらかと言えばマーケティングのプロ仕様ツールです。
「エルメ」については、実用的なステップ配信ができます。ステップ配信に強みを発揮するツールではありますが、強みは他の機能にも分散されているバランスの取れたツールです。
また「プロラインフリー」はステップ配信は出来ますが、セグメント分けしたあとの配信数には厳しめの制限があります。セグメント分けを多くして配信したい場合には、あまり適しているとはいえません。
セグメント配信はLINE公式アカウントの大きな魅力の一つです。その活用事例はこちらの記事でまとめていますので読んでみてくださいね。

決済/フォーム連携/ウェビナー機能
次は決済、フォーム連携(※8)、ウェビナー機能(※9)について比較しましょう。LINE単独ではこれらの機能がありませんが、LINE公式アカウントを使ったマーケティングには、こういった基本機能があったほうが、大変便利に運用できます。
ツール名 | 決済機能 | フォーム連携 | ウェビナー対応 |
かんたんラインステップ | 〇 | ◎ | ◎ |
Lステップ | △ | ◎ | 〇 |
エルメ | 〇 | 〇 | 〇 |
UTAGE | ◎ | ◎ | ◎ |
プロラインフリー | △ | 〇 | △ |
<評価基準>
◎ 詳細で高度な機能がある
〇 必要十分または外部連携で対応可能
△ 限定的または未対応
「かんたんラインステップ」とは3つ全ての機能を持っています。講座やセミナービジネスにつよいツールであることから、それらの業務に必要なウェビナー機能とフォーム連携機能が充実しているのが特徴です。
「Lステップ」は決済機能は限定的ですが、フォーム連携機能が強く、顧客管理に力を入れているツールといえるでしょう。あらゆるビジネスに柔軟に対応できるツールです。
「エルメ」は平均的にすべての機能を必要十分に備えています。店舗経営向けで予約機能に強いという特徴から、他のツールに比べると、ウェビナー機能などはやや弱めといえるでしょう。
マーケティング上級者向けツールである「UTAGE」が全ての機能を持ち合わせており、かつ高いパフォーマンスを発揮するツールであることがわかります。Lステップと同様に、あらゆるビジネスに対応できるように設計されているツールです。
それに対し「プロラインフリー」は決済、ウェビナー対応とも限定的ですが、無料プランでメッセージ配信数を無制限にするなど、配信による集客に軸をおいたツールであることを売りにしています。集客に特化した対応を取りたい場合にはこちらのツールが有利といえます。
(※8)フォーム連携 WEBフォームに入力されたデータを、ほかのツールと連携させて自動取り込みしたり反映させたりする機能。
(※9)ウェビナー機能 WEB上で開催するセミナー機能のこと。オンラインセミナー。
UI(操作画面)とサポート体制
3つ目の比較ポイントは、UIとサポート体制です。初心者には、一目見てすぐにわかるような画面だと安心できますし、困ったときには頼れるサポートに問題解決をお願いしたいですよね。
この「一目でみてすぐわかる」=「UI操作性」と「サポート内容」について詳しく比較してみましょう。
ツール名 | UI操作性 | サポート内容 | |
マニュアル | 相談内容 | ||
かんたんラインステップ | ◎ | あり | LINE、オンライン質問会あり |
Lステップ | 〇 | あり | チャット、LINEコンサルタントと相談、勉強会あり |
エルメ | 〇 | あり | チャット |
UTAGE | △ | あり | メール相談会や勉強会あり |
プロラインフリー | △ | あり | 認定講師によるサポート |
<評価基準> ”UI操作性”
◎ シンプルで直感的に使える
〇 機能が多めで慣れれば問題なし
△ 機能が多く複雑または古い
UI面で最も扱いやすいのは「かんたんラインステップ」です。見ただけで直感的にわかるようにUI設計されていますし、LINEで相談できますので、サポート面でも安心できます。
「Lステップ」と「エルメ」は機能が多いため設定画面の操作もやや複雑ですので、慣れるのに少し時間がかかる可能性があります。サポートもチャットやコンサルタントと相談できる体制が整えられているので安心です。
「UTAGE」は上級者向けで機能も他のツールよりはるかに多く備わっていますので、設定画面は当然複雑です。サポート体制が充実していますが、初心者には導入のハードルが高いかもしれません。
「プロラインフリー」は比較的多くの機能が無料プランで使えるというメリットがありますが、UIがやや古く、サポート体制がコンサルタントへの相談のみとなっています。気軽にいつでも質問できる体制とまでは言えず、初心者はすこし躊躇してしまうかもしれません。
他社ツールの強みと限界|あえてデメリットも整理

ここまで各社のツールの機能面や料金について比較してきました。その中から3つのツールをピックアップして強みと限界について解説します。これまでの比較表とあわせて、情報を整理してみましょう。
LINE公式アカウントをより有効にビジネスに活用するにはツールを導入し自動化を目指すことは必須といえます!メリットに少佐はこちらの記事でも紹介していますよ。

Lステップの強みと弱点(高機能=設定が複雑)
Lステップは低価格プランでも使える機能が多く、特に細やかな顧客管理機能が特徴のツールです。ユーザーひとりひとりに対して、詳細なデータ分析を実施することができ、綿密なマーケティング戦略を練ることができます。このツールはセミナー運用や教育ビジネスにも適しているので、集客や売上改善に強みを発揮するでしょう。
しかし、機能が多いためUIが複雑で、初心者にはやや取っつきにくいのが弱点です。またユーザーが少ない小規模ビジネスでは機能が過剰になってしまうこともあるでしょう。顧客管理をするのに、人の手では限界があるような中規模で、マーケティングにもある程度の知見がある場合に、効果を発揮するツールです。
エルメの強みと弱点(配信重視だが無料プランの制限が厳しめ)
エルメは直感的な操作性で、ステップ配信・タグ管理機能が十分に揃っている、比較的導入しやすいツールです。予約関連機能が充実しているので、サロンやクリニック、講座系の業種に向いています。
配信を重視していて、配信数が無制限のプランがあり、配信に関する機能が多くそろっているのが強みですが、無料プランの配信数を超えてしまうと、自動で有料プランにアップグレードされてしまいます。また、利用者の声を反映してアップデートすることが多いのもエルメの特徴です。アップグレードが多い=ツールが改善されているため、顧客満足度は高くなりますが、変更が多いと、初心者は操作にとまどってしまうことがあるかもしれません。
UTAGEの強みと弱点(マーケ特化だが上級者向け)
どんな業種にもマッチする高機能マーケティングツールのUTAGE。LINE公式アカウントとの連携だけでなく、メールや決済、フォーム連携にウェビナーなど、全てを一元管理できるのが最大の強みです。もちろん顧客管理や分析機能なども揃っており、まさにオールインワンのツールといえます。
しかし、操作画面は複雑で初心者には不向きなところがあります。また、月額が21,670円のプランのみなので、導入ハードルが高い点も弱点です。とはいえ、これだけの機能があるUTAGEは、本格的なLINEマーケティング戦略を求める上級者にはおすすめのツールといえるでしょう。
それでも「かんたんラインステップ」が選ばれる理由

人気のツールについて、強みと弱点を解説してきました。ここからは、まだ解説していない「かんたんラインステップ」について、詳しく見ていきましょう。
今回紹介したLINEステップ配信ツールの中でも、初心者や小規模ビジネスの方に選ばれ続けているのが「かんたんラインステップ」です。その理由は、誰でもすぐに使いこなせるシンプルな操作性にあります。
しかし、操作性だけなら、多少複雑でも慣れてしまえば問題ないのかもしれません。実は、選ばれる理由が他にも存在しています。その理由とは、一体何なのでしょうか?
操作のしやすさがダントツ(初心者向けUI)
「かんたんラインステップ」は、その名の通り、とにかく“かんたん”に使えることが最大の特徴です。専門知識がなくても、直感的に操作できるUI設計になっており、ステップ配信の設定や条件分岐などもマニュアルに沿って、ごく簡単に設定できてしまいます。
一般的なLINEマーケティングツールは機能が多すぎて、途中でつまずいてしまうことがありますが「かんたんラインステップ」は必要な機能を厳選し、初心者でもつまずくことはありません。パソコン操作に不安がある方でも、公式サイトの解説動画やマニュアルが充実しているので、導入から実際の運用までスムーズに行うことができるのです。
LINE登録元の自動判定など“現場発想”の機能
「かんたんラインステップ」には「こういう機能が欲しかった!」という現場の声を形にした便利な機能がそろっています。
例えば、ユーザーがどのリンクやWEBページから友だち登録してくれたのかを判定できる登録元の自動判定。これは広告の効果測定や、配信内容の最適化に役立てることができる、マーケティングの基本的で重要な分析内容です。実施した対策の効果検証が可能だと、次の対策や改善策の立案に役立てることができます。
さらに、アンケートや申し込みフォームとの連携もシンプルにできるので、日々の運用がとてもスムーズ。こうした機能は、実際に使う現場の声をしっかり受け止めて開発されているからこそなのです。
講座販売・セミナーとの相性が◎
「かんたんラインステップ」はオンライン講座やセミナーをビジネスとしている方にとって、とても使いやすく心強いツールです。
申込フォームの作成から、案内、申込み者の登録、リマインド配信までをすべて「かんたんラインステップ」内で完結し、設定が完了すれば自動管理・配信されるので、運用者側にとって大変効率的に作業ができます。
また、セミナー開催までのステップ配信で、シナリオを分岐させて、参加者のお悩み別で事前に細やかな対応をすることも可能なので、参加率アップや顧客満足度の向上にもつながります。さらに、Zoom連携やGoogleフォームとの連動もスムーズなので、新たにツールを追加する必要もなく、使用面・コスト面とも安心です。講師業や教育系ビジネスを展開している方にとって、頼りになるパートナーになってくれるでしょう。
小規模ビジネスでもすぐ成果につながる設計
「かんたんラインステップ」は、初期費用をおさえて導入できるうえに、成果が出やすいように設計されています。特に、小規模ビジネスや個人事業主の方にとっては、マーケティングにかかる業務を削減しつつ、本来の業務に力を入れられる力強い味方です。
例えば商品販売をしている場合には、商品紹介→お申し込み→アフターフォローまでを自動化できるので、限られた時間でも効率よく売上アップが目指せます。それだけでなく、決済機能も備わっているので、商品の購買から決済までの流れも非常にスムーズ。
ここまで読むと、意外と高機能だから、やっぱり操作が複雑なのでは?と感じる方がいるかもしれません。しかし、心配は無用です。どの機能も直感的に操作して設定できますので、どんな初心者でも迷うことはありません。
LINE公式アカウントは様々な業界で活用可能です!集客はもちろんですが、町内会といったローカルコミュニティでも有用なツールなんですよ。


「かんたんラインステップ」活用事例と導入効果

「かんたんラインステップ」を導入しているのは、初心者だけではありません。プロのマーケターも「かんたんラインステップ」を使って、素晴らしい成果を上げている事例があるのをご存じですか?
この章では「かんたんラインステップ」の活用事例と導入効果について、紹介していきましょう。
個人美容室での活用事例 「年間売上1500万円UP+年商1億円超えました」
コロナ禍の緊急事態宣言で、来客数が10分の1にまで減少してしまい、今後の店舗経営に不安を抱えていたオーナーNさん。今後の経営についていろいろな対策を考えているときに「お客様とのつながり」について、ある気づきがありました。
その気づきとは、
「2ヶ月に1度来店してくれているような「お得意様」でも年間6回しか会うことがない、残りの359日はお客様と繋がっていなかった。」
というもの。
お得意様と何度も接しているようで、実はほんの少しの時間しか接していなかったこと、これこそが経営を立て直す改善ポイントだと考えました。
そこで、お客様との繋がりをもっと強く持とう、そしてお客様の悩みに寄り添う美容室になろう、と決意し、その手段としてLINEをつかったマーケティングを開始しました。ただ、1人1人に個別のメッセージを送っていたのでは、時間がかかってしまって、本業の美容師の業務に支障をきたしてしまいます。
そこで導入したのが「かんたんラインステップ」。導入にあたっては、お客様1人1人のお悩みや好みをまずリスト化して、それぞれのお悩み・好みに分けて、定期的にメッセージを自動配信しました。これこそが「かんたんラインステップ」のメイン機能である、タグ管理を利用してセグメントを分けたステップ配信です。
また「かんたんラインステップ」のタグ管理機能を使えば、リスト化した情報も管理しやすく、変更や追加も簡単にできます。これらの機能を活用してステップ配信を実施した結果、オ-ナーNさんは「年間売上1500万円UP」、年商は「1億円超え」を達成されました。
オーナーNさんは「これからもお客様の悩みに常に寄り添う美容室であることをブレずに続けていきたい」とおっしゃっていました。「かんたんラインステップ」を使ったステップ配信で、さらなる躍進を期待したいですね!
Webマーケティング業での活用事例「初月2500万円、3ヶ月で4700万円達成」
女性向けビジネスアカデミーの運営・監修をされているJさん。すでにビジネスを成功させて売上はあがっていたものの、その全てをマンパワーのみで運用していたために、自分の時間がとれないことが悩みでした。
これまではSNSで集客してから見込み客になってもらえるように教育することに加えて、契約できたお客様にも、1人1人にZoomを使って同じ説明をしていたので、とにかく時間がかかってしまっていました。時間と労力を使ってばかり、というスタイルからなかなか抜け出せず、また、その現状を打破しようにも考える時間が取れないことに辛さを感じていたそうです。
そんなときに出会ったのが「かんたんラインステップ」。LINEを使って集客から教育までが自動化できるという点に「すごい!」と感じて導入を決意したのだそうです。
導入してからを振り返ってみると、時間を作りだせたことはもちろんですが、何より仕組み化できたことが大きかったといいます。集客から教育までを自動化することで、手作業の業務が圧倒的に効率化され、しかも、見込み客が自然に個別相談にまで流れてくるようになりました。これはお客様ごとにしっかりとしたシナリオ構築されたセグメント配信ができたことにほかなりません。
さらに「かんたんラインステップ」は、テンプレートが強かった、といいます。セグメント配信を行うにあたり、多くのメッセージパターンを考えるのにゼロから始めるのは大変です。「かんたんラインステップ」には、あらかじめテンプレートがバラエティ豊かに用意されているので、1から考えていく必要はなく、導入してすぐにステップ配信を開始することができます。
この仕組みを取り入れてアカデミーを開校したところ、なんと初月で2500万円、3ヶ月合計で4700万円の売上を達成することができました。これだけ売上を上げても、時間はしっかりと確保できているので、さらに次のマーケティング戦略を考えることが出来るようになったそうです。
「かんたんラインステップ」は売上を伸ばすだけでなく、次の展開を考える時間を作り出してくれるツールでもあります。マンパワーをかけてしまっている部分を自動化して仕組み化していきたいという方には、ぜひ試していただきたいツールです。
コンサル業での活用事例「会員継続率100%を達成」
もともと地域密着型+店舗来店型の工務店兼不動産会社を経営されていたYさん。コロナ禍で店舗来店型の経営方法が難しくなってきたとき、空き家の活用方法についての相談をSNSで受けたのが、現在の仕事を始めるきっかけとなりました。
相談内容は、例えば、管理といっても何から始めたらよいのか、どこにリフォームを頼めばよいのか、というもの。そしてそんなお悩みを抱えている方が非常に多いことに気づき、工務店兼不動産会社を営んでいる自分なら解決できる!と考えて、空き家活用のコンサルティングを開始しました。
コンサル業を開始した当初、相談はSNSで受けていましたが、突然来た相談には、すぐに対応しなくては、という思いが強く、時間管理をすることができてなかった、とYさんは振り返ります。そして、時間管理できなければ良い仕事はできない、と考えたYさんは、お客様への対応を仕組み化しようと「かんたんラインステップ」の導入を決めました。
この導入で、時間管理ができるようになってから、より手厚いサービスを提供できるようになり、会員制のコミュニティを運営するようにもなりました。そして、このコミュニティの会員継続率は、なんと100%!平均的な継続率は50%を切るといわれている中、この達成率は驚きの数値といえます。
「かんたんラインステップ」による仕組み化は、単に自動化によって業務の効率化ができるだけではありません。仕組み化によるきめ細かなセグメント配信ができれば、お客様との強い信頼関係を構築することが可能となります。Yさんがコミュニティの会員継続率で100%を達成できたのも、この信頼関係の構築があったからこそ、に違いありません。
本来のコンサル業の時間を確保しつつ、コミュニティを運営するというマーケティング戦略をも成功させたYさんは、また次の夢に向かって進み始めています。ぜひその夢も「かんたんラインステップ」を活用して成果を出していただきたいですね。
LINE公式アカウントはECサイトでも売り上げに貢献します!活用事例から、自身のビジネス成功へのヒントを見つけてみてくださいね。

「かんたんラインステップ」をおすすめしたい人・しない人

ここまで解説してきた通り「かんたんラインステップ」は、操作性の良さが最大の特徴で、特に初めてLINEマーケティングに挑戦する個人または小規模事業主の方に導入して成果を実感してほしいツールです。他にも講座やセミナーなどの予約・販売ビジネスにも強みを発揮します。
一方で、大企業や大規模マーケティングの現場など、複雑な顧客管理システムの統合や細かなシナリオ構築、セグメント分けを求めるケースでは、機能面で物足りなさを感じることがあるかもしれません。
この章では「かんたんラインステップ」がどんな人に向いているか、または向かない可能性があるかをわかりやすく解説します。どんなビジネスでも、ほとんどカバーできるツールではありますが、これからLINEマーケティングを始めよういう場合には、判断材料の1つにしてみてください。
向いている人(初心者/個人事業主/講座系)
「かんたんラインステップ」に向いていて、ぜひともおすすめしたいのは、
個人または小規模事業主
講座やオンラインスクールなどを提供販売している方
です。
もちろん、どんな方でも使うことができるツールではありますが、特にこういった方々に向いています。というのも、このツールは名前の通り操作が非常に簡単で、販売から決済までがツール上で完結できることとウェビナー機能が充実しているから。専門知識や経験がなくても、マーケティングに必要な仕組みを、1つのツールだけで構築できる、しかも簡単、そんなツールは多くありません。
また、サポート体制がしっかりしているのも初心者には大きな安心材料です。LINEでの相談はもちろん、無料でのオンライン説明会などで、使い方に迷ったときでもすぐに相談でき、安心して導入~運用ができます。これからLINEマーケティングを始める方は「かんたんラインステップ」が最も強力なビジネスパートナーとなるでしょう。
LINE公式アカウントは個人事業主をサポートするツールとして非常に有効です。ただし開設する際にはいくつかの注意点もありますので、こちらをチェックしてみてください。

向かないかもしれない人(CRM統合が必要な大企業など)
一方で、「かんたんラインステップ」がすべての人に適しているわけではありません。特に、社内にマーケティング部門があり、複数のツールやデータベースを連携させながら細かな分析・セグメント管理を行っているような中堅〜大企業の場合は、物足りなさを感じてしまうでしょう。
このツールは、あえて機能を絞り込んでいて「シンプルに操作・運用ができること」を重視しているため、複雑で高度なマーケティング機能はあえて搭載していません。すでに数千から数万人規模の顧客を持っているような企業では、当然何らかのCRM(顧客管理システム)を運用していますので、そのシステムと「かんたんラインステップ」を連携や統合するには、コストや運用の面からみてもメリットよりデメリットのほうが多いでしょう。
そのため、すでにマーケティングシステムが構築されている企業にとっては「かんたんラインステップ」よりも、より拡張性が高く、仕様そのものを自在に設計可能な独自開発ツールの方が適しているといえるでしょう。
失敗しない導入ステップと運用のコツ

「かんたんラインステップ」は、操作性、機能、料金体系全ての面からみて、初心者でも気軽にLINEマーケティングを始められる便利なツールです。ただし、安易に導入してしまうと「うまく活用できずに成果がでなかった」ということになりかねません。
大切なのは、導入前にしっかり準備し、目的と目標、そして達成までのプロセスを明確にしたうえで、「かんたんラインステップ」を、どのように使いこなしていくのか、を計画しておくことです。特に初めてLINEをビジネスに活用する方は、事前チェックが重要です。この章では「かんたんラインステップ」を導入する際のチェックポイントや、初期設定〜配信設計の流れ、さらには運用後に効果を最大化させるコツまで、わかりやすく解説します。
導入前の準備チェックリスト
「かんたんラインステップ」を効果的に使い始めるためには、いくつかの確認しておかなければならないポイントがあります。それらをチェックリストにして、漏れのないように準備を進めるようにしましょう。
チェックポイント① LINE公式アカウントを事前に開設しておく
「かんたんラインステップ」はLINE公式アカウントとの連携が必須です。まだLINE公式アカウントを開設していない場合は、アカウントを登録しておくようにしましょう。店舗名やサービス内容にあわせたプロフィール画像やアカウント名を設定しておくと、わかりやすさや安心感もアップします。
さらにLINE公式アカウントを認証済アカウントにしておくのも、顧客からの信頼を得るためには必要不可欠です。認証済アカウントを取得すると、検索されたときに表示されるようになるので、できるだけ早期に認証取得を目指しましょう。
チェックポイント② 配信目的を明確にしておく
「初回予約を増やしたい」「セミナーの申し込みを自動化したい」「講座や商品を販売したい」など、ステップ配信の目的を明確にすることが大切です。漠然と配信していても目標は達成できません。
少し時間がかかるかもしれませんが、ここはマーケティングにおける重要な戦略立案ポイントです。目標が達成できるかどうかも、この立案にかかっています。少し立ち止まって、じっくりと検討するようにしましょう。
チェックポイント③ LINE友だち登録してもらうための導線を用意しておく
Webサイト、SNS、チラシ、名刺など、どこからLINE友だち登録へ導くのかを設計しておきましょう。QRコードの作成や「友だち追加特典」の準備も効果的です。登録経路が複数ある場合は、それぞれにタグをつけておくと、登録経路の分析に活用ができます。
実際に運用を開始すると、登録経路以外にも、いろいろな角度や層からユーザーを分析する必要がでてきます。運用開始直後はとにかく集客することだけを考えがちですが、すぐにタグ管理が必要になることも念頭において準備しておきましょう。
チェックポイント④ 初回メッセージやプロフィールを整えておく
友だち登録して、最初に目にする挨拶メッセージやプロフィールは、第一印象に直結します。感謝の気持ちをこめた言葉を選んで、ユーザーの気持ちに届くようなメッセージを準備しておきましょう。
「かんたんラインステップ」では、メッセージのテンプレートを活用することも可能です。数種類の中から選ぶこともできますし、新しいテンプレートを作成して登録することもできます。どんなメッセージが良いのか、初めての配信で迷ったときは、まずはテンプレートを使ってみると良いでしょう。
チェックポイント⑤ 配信内容の大まかな構成を考えておく
ステップ配信の内容をすべて作り込んでおく必要はありませんが、登録後の1週間程度の流れは事前に考えておくと安心です。「登録翌日→登録のお礼とこれからの配信予定」「3日後→サービス紹介」「5日後→特典案内」などの大枠を計画しておくと、設定がスムーズになります。
「 かんたんラインステップ」は導入してすぐに使うことのできるツールですが、導入前には、配信の目的・どんな情報を配信するのか・配信のスケジュール、などを整理しておく必要があります。ぜひこのチェックリストを活用して、万全な導入準備をしておきましょう。
初期設定→最初の配信設計の流れ
次はいよいよ実際の設定と配信設計です。「かんたんラインステップ」を導入したら、LINE公式アカウントと連携させて最初の配信を実施しましょう。画面操作や設定は目で見て直感的に理解できますので、初めての方でも必ず設定完了までスムーズに進めることができます。
初期設定① LINE公式アカウントとの連携設定
「かんたんラインステップ」の管理画面にログインしたら、まずLINE公式アカウントと連携させます。表示される手順に沿って連携が完了したら、LINE公式アカウントのメッセージ配信が可能になります。
すでにLINE公式アカウントを開設済みの場合、「かんたんラインステップ」へ登録情報を移行する必要があります。こちらも設定画面がありますので、表示される手順に沿ってすすめてください。
初期設定② 基本情報と初回メッセージの設定
プロフィール画像やアカウント名、自社のビジネス紹介文などの基本情報を入力します。次に、友だち登録直後に自動で送られる「挨拶メッセージ」を設定しましょう。お礼の言葉とともに「このLINE公式アカウントでは○○の情報をお届けします」と簡潔に伝えておくことで、ユーザーからのブロックを防ぐことができます。
初期設定③ 登録経路に応じたタグ設定
かんたんラインステップでは、登録経路ごとに自動でタグを付与することが可能です。例えば「Webサイト経由」「Instagram経由」など、登録時点でユーザーを分類しておくことで、あとからセグメントを分けた配信がしやすくなります。
配信設計 ステップ配信のシナリオを作成
事前のチェックリストで検討した大まかな配信計画に沿って、ステップ配信のシナリオを作成します。ここで、最初に配信するタイミングを変更することも可能です。また、配信間隔(日数ベース)も簡単に設定変更が行えます。
設定が完了したら、いよいよ配信スタートです。
しかし、いきなり配信するのはちょっと・・・と不安に思うことがあるでしょう。そんなときは、まず自身のLINEにテスト送信してみてください。メッセージの内容や言葉使い、誤字脱字、表示される画像の見え方、リンク先に間違いがないか、など不備がないことをしっかりと確認しておくようにしましょう。
運用しながら効果検証を回す方法
「配信したら終わり」ではなく、LINEマーケティングでは効果を検証することがとても大切です。「かんたんラインステップ」では、配信ごとの開封率・クリック率、登録経路ごとの成約率などを簡単に確認できます。これらのデータをもとに、配信内容やタイミング、セグメントの分け方を改善していくようにしましょう。
例えば、最初のメッセージで反応が悪ければ、タイトルの言い回しを変えてみたり、送信タイミングを調整することで改善が期待できます。また、ステップ配信した中で反応が下がるポイントがあれば、その部分を別の内容に差し替えてみるのも1つの方法です。
配信スタート後は「数値」を必ずチェック
運用を始めたら、メッセージの開封率、クリック率、ブロック数などの基本指標を毎週チェックしましょう。特にメッセージの開封率が低い場合は、次の項目を見直してみましょう。
配信ターゲット(=ユーザー)の属性を見直す
ターゲット属性が配信内容と合っていない可能性があるから
タイトルを、ユーザーの気持ちをつかむ言葉に変更する
興味を引く言葉が使われていない場合、開封しない場合があるから
配信曜日・時間を変更する
ターゲットによって開封する曜日や時間帯が異なるから
「かんたんラインステップ」では、さまざまな分析項目が用意されています。それらを活用して、効果検証を継続的に行うようにしましょう。
ABテストでメッセージ内容を最適化
効果改善には、同じ目的のメッセージでも文言や画像を変えて比較するABテストが有効です。配信ごとに内容を少しずつ変更し、より成果が出るパターンを検証しましょう。タイトルの言い回しやボタンの色など、ちょっとした違いが反応率に影響します。
慣れてくると、ユーザーの嗜好傾向がわかり、ABテストをしなくとも成果がでる配信ができるようになります。ABテストは時間がかかりますが、効果の検証には非常に役に立つテストです。配信のたびに成果が実感できるようになるよう、ABテストで傾向をしっかりと分析しましょう。
数値分析をもとに改善点を洗い出したら、次の配信シナリオに反映させます。このサイクルを回すことで、LINEマーケティングの成果が蓄積されて、ファン化や成約率アップに繋がっていくでしょう。
運用を始めた後公式LINEの運用で躓きやすい点はこちらの記事で解説しています。


よくある質問Q&A

「かんたんラインステップ」はとにかく操作性がよく、初心者に優しいツールですが、やはり導入前には不安があったり疑問を持つ方も大勢います。初めてLINEマーケティングに取り組む方にとっては、なおさらで、不安や不明点があると最初の一歩を踏み出しにくいものです。
この章では、そんな疑問を解消するために、導入前によくある質問とその回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
メール配信システムとどこが違う?
ステップ配信もメール配信も、ビジネスやマーケティングでよく聞く配信システムです。どちらもメッセージを送るという点では同じですが、送り方や目的が異なります。
メール配信システムは、一斉に多くの人にメールを送るための仕組みです。例えば、登録者全員に新商品のお知らせやキャンペーン情報を、登録者全員にまとめて送るような場合に使います。大量に配信できるので便利な一面もありますが、送り続けていると開封率が低くなることがあるのが弱点です。
一方、ステップ配信は、あらかじめ決めたタイミングや条件に応じて、段階的にメッセージを送る仕組みです。例えば、資料請求後に「1日後にお礼のメール」「3日後に商品の使い方の説明」など、ユーザーの行動に合わせてメッセージが配信されます。これはLINEに特化された配信システムなので、高い開封率・反応率が長所です。
他社システムからの乗り換えは簡単?
すでに他のLINEステップ配信ツールを使っている方が「かんたんラインステップ」へ乗り換えるケースも増えています。乗り換えは簡単かつスムーズで、LINE公式アカウントの引き継ぎも可能です。
もちろん、全ての情報や機能をボタン1つで乗り換え完了というわけにはいきません。もし、乗り換えを実施していてわからないことや不安なことがあれば、専門の引っ越しサポートをご用意していますので、気軽にお問い合わせください。
導入サポートやマニュアルの有無
導入サポートとマニュアル、どちらも装備しています。導入以外の質問も受け付けているので、ご安心ください。また詳細なマニュアルは公式サイトに掲載していますので、いつでも確認できます。
導入後には、週に1回のオンライン質問会に参加でき、LINEによる質問・相談ができる体制を整えています。ぜひ安心して導入を進めてください。
LINE公式アカウントの運用で難しいのは友だち登録への誘導といえるでしょう。誘導のコツはこちらの記事を参考にしてみて下さい。

まとめ|最初のLINEステップ配信は「かんたん」で始めよう

LINEステップ配信は、LINE活用の効果を何倍にも高めてくれる非常に便利な仕組みです。 難しそうに感じるかもしれませんが、自身に合うツールを選ぶことができれば、必ず成果を上げることができます。
さて、それでは最後に今一度、人気ツールの特徴をおさらいをしておきましょう。ただ、人気ツールの特徴を再認識したうえでも、やはり最初のLINEステップ配信には「かんたんラインステップ」がおすすめです。その理由についても、最後にもう一度解説しておきます。
各ツールの特徴おさらい
かんたんラインステップ
「かんたんラインステップ」は、操作がシンプルで初心者に優しいLINEステップ配信ツールです。ステップ配信で重要なセグメント分けやシナリオ分岐に加え、LINE登録元の自動判定やタグ付け機能など、現場で使いやすい設計が魅力。特にオンラインセミナーや小規模ビジネスとの相性が抜群で、すぐに成果につながるのが特徴です。マニュアルやサポート体制も整っているので、導入後も安心です。
Lステップ(エルステップ)
「Lステップ」は、機能が非常に豊富で充実しており、顧客管理から配信管理まで、このツール1つで完結できます。ただ高機能で設定が複雑なので中級者以上におすすめです。ステップ配信に関しては細かなシナリオ分岐やセグメント分けが可能。店舗集客から教育ビジネスまで、幅広い業種で活用されています。
エルメ(L Message)
「エルメ」は、比較的初心者でも使いやすいUIと予約管理機能が充実したツールです。配信に強みがあり、それ以外にも多くの機能が無料で使えるプランが用意されているので、コストの面で導入のハードルが低いのも特徴の1つ。しかし、上位のプランは他のツールと比較してやや高額です。
UTAGE(ユーテージ)
「UTAGE」は、LINEだけでなく、決済・予約・LP作成・メルマガ配信まで一元管理できるオールインワン型のマーケティングツールです。自動化によって業務効率化を図りたい方や、業務全体をこのツールで集約したい事業者におすすめ。非常に多機能なため、上級者向けのマーケティングツールです。
プロラインフリー
「プロラインフリー」は、低価格で始められるLINEステップ配信ツールとして知られています。自動応答・セグメント配信・ステップ配信などの基本機能が揃っており、簡易的ながら実用性は十分。ステップ配信を軸にしたツールなので、とにかくLINEステップ配信をメインにマーケティングを展開したい人におすすめです。
「結局どれがいいの?」という人にはかんたんラインステップが最適
LINEステップ配信ツールはさまざまなものがあり「結局どれを選べばいいの?」と迷う方も多いはず。そんな方にこそ「かんたんラインステップ」が最適です。
これまでも解説してきた通り、最大の魅力は「操作がとにかく簡単」「初めての人でも直感的に使える」こと。複雑な設定をしなくても、また専門的な知識がなくても、スムーズにLINEステップ配信を始めることができます。「多機能よりも、簡単に操作できるものがいい!」という現場の声を反映した、便利かつシンプルなツールなんです。
また「かんたんラインステップ」は、LINEステップ配信機能だけではなく、商品販売から決済までをワンストップで完了できる機能や、講座やオンラインセミナー開催に必要なウェビナー機能が搭載されています。どんなビジネスにも対応できる柔軟性のあふれたツールといえるでしょう。
もちろん、導入サポートや、初心者にわかるように詳しく丁寧に書かれたマニュアルが用意されているので、心配いりません。LINEマーケティングをこれから始めたい方に最適な「かんたんラインステップ」。あなたのビジネスパートナーとして、必ず成果を実感させてくれますよ!
今だけ限定キャンペーン情報
いくら初心者に優しいとわかっていても、実際に使ってみないことにはわからないし不安なもの。そこで「かんたんラインステップ」は、すべてのプランで、ご契約後30日間無料でお試しいただけるキャンペーンをご用意しました。
どんなツールでも一度試してから本格導入できれば安心です。「かんたんラインステップ」は使いやすさに自信があるので、たくさんの方にそれを実感していただきたいのです。
もちろん、実際に利用してみて、やっぱり使わないな、と思った場合でも心配はいりません。無料期間中であれば、利用料金・解約金ともに0円です。ぜひこの機会に「かんたんラインステップ」の使いやすさを30日間体験してみてくださいね!