LINE公式アカウントを開設したものの、「お客様からの申込みやアンケートを、どうやって受け付けたらいいんだろう…」と悩んでいませんか？「専用の申込みフォームを作るのは難しそうだし、費用も心配だ」と感じている個人事業主や店舗経営者の方も多いかもしれません。実は、多くの方が使い慣れている「Googleフォーム」を使えば、その悩みはすぐに解決できます。
この記事では、LINE公式アカウントでGoogleフォームを使って、かんたんに申込みフォームやアンケートフォームを作成し、お客様に共有する具体的な方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。専門知識や追加費用は一切必要ありません。今すぐお客様の声を収集したり、イベントの申込みを受け付けたりできるようになりますよ。この記事を読みながら、ぜひ一緒にあなたのビジネスにぴったりのフォームを作ってみましょう。
LINE公式アカウントでGoogleフォームを活用する理由
LINE公式アカウントでの情報発信はできていても、お客様からの具体的なアクション（申込み、予約、問い合わせ）をどう受け取るのか、そこが次のステップですよね。ここで大活躍するのが「Googleフォーム」です。なぜなら、LINE公式アカウントとGoogleフォームの組み合わせは、特に小規模でビジネスを運営する皆さんにとって、非常に強力なメリットがあるからなんです。
無料で誰でも使える
個人事業主の方や小規模な店舗経営者の方にとって、固定費やシステム導入のコストは、できるだけ抑えたいところです。その点、Googleフォームは、Googleのアカウント（Gmailなどを使っていればOKです）さえ持っていれば、誰でも無料で利用開始できます。
初期費用も月額費用も一切かかりません。高機能な申込みフォームやアンケートフォームを、いくつでもコストゼロで作成できるのです。これは、ビジネスを始めたばかりの段階や、まずは小さく試してみたいという場合に、本当に大きな魅力となります。
回答結果を管理しやすい
Googleフォームで受け付けた回答は、自動的にGoogleスプレッドシートに記録されます。これにより、申込み情報を一覧で確認できるだけでなく、データの検索や並び替え、集計も簡単に行えます。
手書きのメモやバラバラなメッセージを整理する手間から解放されるのは、本当に助かりますよね。さらに、スプレッドシートをチームメンバーと共有すれば、複数人で顧客情報を管理することも可能になります。リアルタイムで更新されるデータを見ながら、予約状況や在庫管理もスムーズに進められるようになります。
Googleフォームの作成手順
それでは実際に、LINE公式アカウントで使うためのGoogleフォームを作成していきましょう。手順は驚くほどシンプルで、初めての方でも10分程度で完成させられます。
Googleアカウントで新しいフォームを作成
まずは、フォーム本体の作成です。非常にシンプルなので、リラックスして進めてください。
- Googleにログイン: お手持ちのGoogleアカウントで、Googleドライブや「Googleフォーム」のトップページにアクセスします。
- 新規作成: 「新規」ボタンや「＋」マークから、「Googleフォーム」→「空白のフォーム」を選択します。
- タイトルと説明: まずはフォームの「タイトル」（例：「〇〇イベントお申込みフォーム」）と、簡単な説明文を入力します。
- 質問の追加: 「＋」ボタンを押して、お客様に回答してもらいたい項目を追加していきます。
- 「お名前」（記述式）
- 「メールアドレス」（記述式）
- 「ご希望のサービス」（ラジオボタンやチェックボックス）
- 「ご希望の日時」（日付や時刻）
- 「ご意見・ご要望」（段落） など、目的に合わせて自由に組み合わせられます。各質問を「必須」にするかどうかも設定できますよ。
- デザインの調整: 画面上部のパレットマークから、色やヘッダー画像を変更して、あなたのお店やサービスの雰囲気に合わせることも可能です。
これだけで、基本的な申込みフォームの原型は完成です。
フォームURLをコピーする
フォーム作成が完了したら、右上の「送信」（紙飛行機のようなマークの場合もあります）ボタンをクリックします。表示されるウィンドウで、リンクマーク（クリップや鎖のような形）のアイコンを選択してください。
するとフォームのURLが表示されるので、「URLを短縮」にチェックを入れると、より見やすいリンクになります。このURLをコピーボタンでコピーして、メモ帳などに貼り付けておきましょう。このURLこそが、LINE公式アカウントで共有するための申込みフォームのリンクになります。
プレビューボタンを押して、実際にフォームがどう表示されるか確認しておくのもおすすめです。スマートフォンでの見え方もチェックしておくと、お客様が入力しやすいフォームになっているか確認できます。
LINE公式アカウントの運用において、もっともビジネスに大きな影響を与えるのがステップ配信です。効率的に顧客とのつながりを継続し、購買行動を喚起させるツールとして、大手企業から個人事業主まで多くの方が利用しています。
LINE公式アカウントのステップ配信とLINEの自動化で注目されるツールについて、こちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
LINE公式アカウントでGoogleフォームを共有する方法
作成したGoogleフォームのURLを、LINE公式アカウントからお客様に届ける方法はいくつかあります。それぞれの特徴を理解して、目的に合った方法を選びましょう。
メッセージ配信でURLを送る
最もシンプルな方法が、メッセージ配信でフォームURLを送信することです。LINE公式アカウントの管理画面から「メッセージを作成」を選び、本文にコピーしたGoogleフォームのURLを貼り付けます。
「イベント申込みはこちらから!」といった案内文と一緒にURLを送れば、友だち全員に一斉配信できます。期間限定のキャンペーンや新商品の予約受付など、タイムリーな情報発信に最適な方法ですね。ただし、配信後すぐにタイムラインの上部に表示されますが、時間が経つと埋もれてしまう可能性があることは覚えておきましょう。
リッチメニューにフォームを設置
常に申込みを受け付けたい場合は、リッチメニューへの設置がおすすめです。LINE公式アカウントのトーク画面下部に常に表示されるリッチメニューなら、いつでもお客様がアクセスできます。
管理画面の「リッチメニュー」から新規作成を選び、「予約はこちら」「お申込み」などのボタンを作成します。アクションタイプで「リンク」を選択し、先ほどコピーしたGoogleフォームのURLを設定すれば完成です。見た目も魅力的なメニューにすることで、申込み率のアップも期待できますよ。
自動応答メッセージに設定
特定のキーワードに反応して自動的にフォームを送る設定も便利です。LINE公式アカウントの「応答メッセージ」機能を使えば、ユーザーが「予約」「申込み」などのキーワードを送信したときに、自動でGoogleフォームのURLを返信できます。
管理画面の「応答メッセージ」から新規作成し、キーワードとメッセージ内容(フォームURL含む)を設定するだけです。これにより、あなたが忙しい時間帯でも、お客様は24時間いつでも申込みフォームにアクセスできるようになります。人件費を削減しながら、顧客満足度も向上させられる理想的な仕組みですね。
かんたんラインステップを使ってさらに効果的なフォームを作成しよう!
ここまでGoogleフォームとLINE公式アカウントの組み合わせ方を紹介してきましたが、さらに一歩進んだ運用をしたい方には「かんたんラインステップ」がおすすめです。
かんたんラインステップは、LINE公式アカウントの自動化ツールで、フォーム機能もより高度に活用できます。たとえば、申込みフォームに入力した内容に応じて、自動的に異なるメッセージを送り分けたり、フォロー配信を設定したりすることが可能です。Googleフォームでは実現しにくい、回答内容に基づいた細やかな顧客対応が実現できるんです。
また、ステップ配信機能を使えば、申込み後のリマインドメッセージや、来店後のお礼メッセージなども自動化できます。手動で管理する手間を大幅に削減しながら、お客様一人ひとりに寄り添った丁寧なコミュニケーションが取れるようになります。
LINE公式アカウントでのフォーム活用を本格的に始めるなら、まずはGoogleフォームで基本を押さえつつ、業務が拡大してきたらかんたんラインステップのような自動化ツールを導入するのが賢い選択です。効率化と顧客満足度の両立を目指して、ぜひチャレンジしてみてください！
